切りのいい数字なのか節目なのか、
10年という時間が過ぎました。
テレビでは今日とばかりは特番ばかり。
明日はまた、日常に戻るんだろう。
でもね、いろんな人が言ってるけど
「10年と1日目」がはじまるだけ。
10年前の今日、無職だった自分は家に居た。
妻と生まれて半年の長男をトイレに避難させ、
目の前の洋服タンスをしがみついたのか押さえるのがやっと。
いつ終わるかわからん揺れが続く。
古い市営住宅の5階だったから、
こりゃ駄目かもなと思った。
身の回りはいろんなことがあった。
よいことも、そうでないことも。
だが世の中はどうだ?
復興なんて名ばかりに感じる。
よくしようという気がないんだろうなぁ。
今まで見えてなかったものが、
浮き出てきてるんだろう。
こりゃ駄目かもな、って
もう思いたくないよね。