おとといだったか、深夜の環八で大渋滞に巻き込まれ
うんざりしながらラジオを流していると、
エリック・クラプトンとジェフ・ベックが
マディ・ウォーターズの「You need love」を共演してました。
クラプトンのヴォーカルにベックのフレーズが絡む感じが
たまらなくスリリングであります。
ベックのそれはギターというより
ブルースハープを聴いてる感じです。
思えばこのふたり、デビューした60年代から
ブルースをルーツとした自身の演奏スタイルは
ずっと変わらずにいるような気がします。
ブルースという題材に敬意を払いつつ
クラプトンは歴史を忠実に再現する堅実派、
ベックは自由奔放に予測のつかない…という具合に。
ブルースで使われる音階は1オクターブの中で5つ。
通常の音階よりも2つ少ない状態で
人間の喜怒哀楽を表現するのですから。
たくさんのフレーズやら何やらかんやら
たくさんの手法で表現もできますが
そこをあえてシンプルに、
必要最低限でいこうと言わんばかりなのが
ブルースのおもしろいところでしょうか。
巷に溢れてる現代の楽曲は
オイラにゃ音が多過ぎて賑やかすぎて責っ付かれて、
すぐに満腹になってしまいます。
少しくらい余裕のある感じの楽曲