さっそくNEWなシールドケーブルで弾いています。
やっぱり新品は音のヌケが違いますから、テンションもあがるわけで
求められてもいないのに余計に弾きたおしてしまう始末ですよ。
「遠くのなんとかより近くの…」なんて事がありますが、
使い古した高額モノよりもぜんぜんいいです。
それを言うなら「腐っても鯛」ですか(笑)
ギターを教えていると、いろんな質問を受けます。
最近多いのが「ギター本体の素材の違い」についてです。
カタログやネットでみると、たくさんの材木名やらうんちくが載っています。
ソリッドボディならアルダー、アッシュ、メイプル、マホガニーなどなど。
一般的なコメントでは、アルダーは落ち着いたトーン、アッシュははっきりとした音の立ち上がりが…なんてあります。
確かにそうなんですが、あくまで「一般論」であって鵜呑みにゃできませぬ。
なぜならこれらの素材にはばらつきがあって、たくさんの部品で構成されるギターなんて
当たり外れがあって当たり前なんですね、残念ながら。
同じモデルで同じ金額でも音色は違って当然、と思っていて間違いないです。
だから楽器やさんで「お取り寄せできますよ〜」なんて言ってくれますが、断っちゃいますね。
だって当たりか外れかワカランやつが来るわけですから(苦笑)。
話を聞くと、ポプラやバスウッド材を軽視するひともおられますね。
安いギターに使われているせいでしょうか?それだけの理由で×ならギモンです。
確かに安価で、手に入りやすい現状です。加工も楽なほうだから生産性もいい。
きちんと製材されたものならアルダーに似たトーンです。
意外に知られていないのは、1960年代のフェンダーでも使われていた事実。
もしもこれらの木材が、現在もてはやされるヴィンテージギターにもっと使われていたなら
きっと評価も違っていたでしょう。そんなもんですよ。
写真は最近使っている、マホガニーボディにギブソンP-90を搭載した自作ストラト。
フロント+リアで出力されるトーンは、ややギブソン寄りのユニークな感じです。
ギターのトーンは素材、形状、加工精度、パーツ構成、そして演奏者の手が合わさってのもの。
カタログスペックだけじゃ語れませんゼ!