朝一番でテレビを点けると日テレで忌野清志郎のニュースを伝えていた。
いくつかの曲たちが短く足早に流れるなか、
大好きな「スローバラード」が聞こえてくると、
亡くなってしまったのは事実なんだなと思い知らされて切なくなった。
オイラにとって清志郎はとてもわかりやすいひとだった。
日常にある、ごくごく当たり前にある情景を切り出し
音楽にして伝えていた。とてもストレートに。
どうしても、目立ちたいとか認められたいとかが先行してしまいがちだけど、
そんなの気にしないと言わんばかりに、
飾らずさりげなく振る舞う清志郎が大好きだった。
随分前だけど一度だけ、ステージを日比谷野音で観た事がある。
ひょろっとクネクネしながら登場して
第一声の「イエ〜〜イ!」にノックアウトされたのは忘れられない。
アイルトン・セナが亡くなったのが15年前の5月1日でした。
そんなに酷いクラッシュには見えなかったのに、
どうにか静止したクルマの中で動かない彼を見たとき、ヤバイと思いました。
ヒーローは死んじゃいけないのに。
この世に生まれた以上、いつか終りの日がくるのは
誰にでも平等にやってくるものだけど
まさか死なないだろうと勝手にイメージしてたひとが亡くなると、
やっぱりショックなのです。
まったく残念で仕方がないです。ご冥福をお祈りします。