otodama555’s diary

音楽とプラモデルが大好きな、愛知県在住のギター弾きです。

じゃじゃ馬慣らし?…の巻き。

しばらく振りのブログです。
2月はとにかく忙しかったけど、いいライブを沢山観れた月でありました。

その中で特に印象的だったのが、クイーンのトリビュートバンドの「愛人QUEEN」!
とても愛のあるサウンドで楽しかった!

クイーンはオイラの大好きなバンドのひとつ。
残念ながらフレディは亡くなってしまったけれど、
いつ聴いてもスリリングでワクワクする楽曲ばかりですなぁ。

そんな愛人QUEENさんのギターさんが弾いてたのがフェンダーマスタングでした。
ステージにセットしてあるそれを見た瞬間は「??」だったんだけど、
数秒後には納得してしまいました。

オイラはチャーさんが大好きで、影響受けたギター弾きのひとりで、
フェンダージャパンではあるけれどマスタングを所有しております。
エレキギターのスタンダードであるストラトレスポールに比べると
マスタングは万能ではないけれど、条件さえ整えばサラブレド級サウンド
一癖あるバンドには最適なギターのはずです。

かなり偏った主観的感想…というか経験値なのか(笑)

このマスタングというギターは、よくビギナー向けの位置と言われてますが
オイラはそうは感じでいません。
フロント/リアの2ピックアップにアーム付きだもんね。充分に贅沢仕様だ♪




ダイナミックトレモロと呼ばれるこのアームユニットは、
ストラトに比べるとアーム動作のテンションが柔らかくて音程の変化も滑らか。
ただし調整が難しい…って勝手なイメージがあったんですよ。

だってマスタングを試走じゃなくて試奏したくて店員さんに声かけたんだけど、
チューニングするのに悪戦苦闘してたくらい(笑)
その時すでに、調整に一癖あるぞ!って事は知ってたから
深く弾きもせずにお買い上げしたのはいまでもはっきり覚えていて。

ダイナミックトレモロのメーカー推奨セッティングは「フローティング」。
アームダウンもアップもできる状態ね。
だけどアームを使ってグニャグニャやった後、元の音程に戻らん!

こりゃ楽器としてNGね…

だからオイラはこの20年弱の間(長っ!)、
ずっとダウン方向のセッティングにして放置しておりました。。

でも待てよ、と。

気づけば愛用のストラトもフローティング状態で弾けるようになったし、
マスタングもフローティングで活けないわけがない!と
妙な説得力から作業はスタートしました。

まずは弦高調整から。やや高めのセッティングが好みなので
ブリッジのスタッドねじを回します。
アームを動かすとブリッジも傾く仕組みは
とてもユニークですね。発想が面白い。

次は肝になるテイルピースの高さ調整です。
テイルピースを支えている2本のスタッドを絞め込めば(もちろん加減はあります)、
ダウン方向のみのセッティングになります。
チューニングの狂いはかなり軽減できるけど、
アームのタッチが硬くなってしまいます…。

オイラのマスタングはこの状態からフローティング状態にしていくんですが、
スタッドねじを回すとテイルピースがプレートから少しずつ離れていきます。
ちょうどいい位置を探しながら回します。

「ちょうどいい位置」とは6本の弦のテンションと、
アームユニット裏側のばねのテンションが釣り合う位置です。

ストラトだとばねの本数を変えたり、スプリングハンガーを止めてる木ネジを回すことで
調整は割と楽(それなりにコツはあるヨ)だけど、
マスタングの場合はばねの本数は変更できないし、
やれることは、ばねを引っかける位置をわずかにずらせることと、
テイルピースの高さでばね側のテンションを調整するしかない。
ストラトに比べると調整幅が狭いのが難しさなのかな。。

だけど、音を出しながらアームを何度もグニャグニャしてると
欲しいポイントが必ずある!今回なんとか見つけることができたよ。

スウィートスポットが狭いから、弦の太さや
ブリッジの高さを変更したらバランズが狂うから
その都度調整が必要になってくるね。

チューニングキープの問題は他にもあります。
弦の巻き方、ナット溝の加減なども注意しないとね。


苦労の甲斐あって、調整が済んだオイラのマスタングは絶好調!
VOXアンプに繋いでサウンドチェックが楽しみです♪




ついでにコイツも引っ張り出しました。
マクソンのOD-880復刻版です。
オリジナルとは違う!とはよく聞くハナシだけどオイラは気に入ってます。
チューブスクリーマーよりほんの少し粗めのサウンドがいいんです。


最後にスタートレックのMr.スポックことレナード・ニモイ氏が亡くなりました…
ご冥福をお祈りします。長寿と繁栄を。